人形劇団の「ペープサート」用に作ったパネルです。

シマウマの仕掛け

このギミックの作成には実際の舞台での操作性や演出上の効果的な動き方からいくつかの条件がありました

@シマウマの前をカメが通り過ぎるのに合わせて三頭「パタ、パタ、パタ」と順番に振り返る
+逆向きの動きも出来る
A簡単な一回の操作で@の動きが実行される。
B20回以上の公演に使用に耐える強度。 
背面
切り込み内のもち手を左右にスライドして操作します
背面の内部
背面の内部(パーツ)
Aは手で左右にスライドさせる板でBのレールにそって動き、Aのクランク状に切り込まれた溝にC1,C2,C3のビスがあたってC1,C2,C3を上下に動かします
C1,C2,C3のビス
ビスは回転するアルミパイプに通してありAの溝との摩擦を軽減して操作性を楽にします。
振り向くためのギミック
ウマの顔が動きギミックは顔と背面につけた磁石の反発と吸着で行われます。顔の磁石は固定で、背面はC1,C2,C3に各4つ写真のような位置でつけてありAの左右のスライドの動きはクランクでC1,C2,C3を上下させ磁石の反発と吸着の位置変えて顔が反対側へ撥ね返ります。
動き
C1,C2,C3が順次上に上がることでウマの顔も順番に「パタ、パタ、パタ」と動きます。

かなりごつい仕掛けになってしまいました。糸やゴムを使った仕掛けも考えない訳ではなかったのですが、実際のステージで使う物なので耐久性や動作の安定性を考えたらこのような仕掛けに落ち着きました。
こういうものを考えたり作ったりするのは実に面白いですね(^^)

art galleryへ戻る